緊張感 のバックアップ(No.1)
1.緊張感の増大 †
ゲームをやっている最中の緊張感。スリルなどと言っても悪くはないが全く同じものではない。一般に、常に死(ゲームオーバー)の危険性がある状態や、賭けられているものが巨大であるほどに緊張感は持続・増大する。
2.緊張、の対義語 †
ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』に、「緊張」という言葉についての考察はなかなかに面白いところを衝いている記述がある 「この緊張の要素こそ遊びの中では特に重要な役割を演じている。緊張、それは不確実ということ、やってみないことにはわからない、ということである。」(36頁) おそらく「緊張」ということは心理的なものと身体的なものとのイメージがかなり交じり合ってしまっている言葉である。心理的に「緊張する」と言ったとき、それは「この後どうなるかわからない」という不安だと結びつき混沌としたものがある。一方、身体的な「緊張」には「ガチガチに固まる」という硬直したもののイメージがある。
「緊張し、はりつめた線」 「緊張してドジをしている人」 「本番が近づいて緊張してくる」 「緊張感のある作品」 「緊張感を持って仕事している」
これらの「緊張」という言葉の使われ方はけっこう違う。 っていうか「(緊張して)アガル」というのと「集中している」「気をはりめぐらせている」というのはかなり別の意味だろう。