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12月 31日 火曜日


●増田聡さんのエヴァ言説をめぐる分析
http://member.nifty.ne.jp/MASUDA/hihyou/evatragedy.html
 普段だったら、エヴァ関連の書き物=読んでも不毛なものが多い、と決め付けてかかってしまって読まないことが多いのだけど、これはなかなか。
 エヴァ言説の分析の中で提示されている<物語>⇔<テクスト>の差異は、そのまま大塚英二と東浩紀の対立をかなり明瞭に描き出していると思えるし、<内在>⇔<外在>の話もわかりやすい。映画オタと東の差異というのをそういうようにして書き出すというのはなるほどね、という感じがしました。
 <内在>⇔<外在>の話は例えばビデオゲームの話に即して言えば、ざるの会なんかが「内在」よりだとすれば、東浩紀とかは「外在」ってなことになるでしょう。

●同じく増田聡さんのエヴァ本の書評
http://member.nifty.ne.jp/MASUDA/syohyou/rvevatabe.html
 本自体は読んだこともないし、ともかくとして後半部の東浩紀の悩みどころのようなものが非常によく書けているかな、と

「オタクとの接触と議論は避けるわけにもいかず、一方でオタクに埋没するわけにもいかない、このジレンマを回収する「手つき」がサブカルチャー批評の質を左右する」。

 なんかひとごとではないような……。

 





12月 30日 月曜日


●『クォヴァディスII』(SS)開始
 前作の『クォヴァディス』とは全く違う作品になっていて、前作と比べるとかなり垢抜けているし、様々な面でかなり理想的なまでによくできていて、これはちょっと驚いた。(アニメシーンのシナリオにはややツラいものがあるけれど)
 ここまで出来のいい作品だとは思ってなかったなー。




12月 29日 日曜日


●『クォヴァディス』クリアー。
 はじめの方では「本国の軍に戻ると、ここの卒業生だということが彼のキャリアにとってマイナスになる可能性が高い」だとか「大学の側も、××国とイブコーワ(国連)との現在の関係性を考えるとどうしても弱気な対応しかできないため、こういった発表になってしまっているが……」とか、なんかやたらと地味でリアルな話をしていたのが、なんか最後の方になるにつれてそういったきめの細かさが消えうせていってしまった。
 国連による善悪判定の問題どうこうとか、けっこう現代的なトピックにもからむような話が展開されていたわりに、ラスボスは「わが国の武力による統一こそが…」とか言ったりして、なんかあまりにもしょぼい。
 はじめからそういったわかりやすいノリならいいんだけれども、ここまで地味な話を詰め込んでおいて最後はそれかい、みたいな。




12月 28日 土曜日


●麻野一哉さん、飯田和敏さん、米光一成さんらが書いた『ベストセラー本ゲーム化会議』なるものが出ているらしい。
http://www.ne.jp/asahi/kaeru/bungei/game1.html
ということでとりあえず忘れないうちにメモだけ。

●『クォヴァディス』(SS)なんだか、はじめの方は非常になんともかんとも……という感じの出来だったけれども、諦めずにやってみると意外と面白い。ただようエリート臭とか、政治的事件に対する複数人の解釈をかなりきっちり書いてるあたりとかはけっこうほんとにすごくって驚き。
 主人公のキャラクター描写がやたらとしょぼかったり、絵がやたらとお粗末だったり、ダメダメな部分の方がかなり目立ちはするのだけれども、そこの部分でメゲなければ、物語を追うだけでもそこそこには楽しめる。




12月 27日 金曜日


●ついにセガサターンを『ザ・コンビニ』から開放。
 『クォヴァディス』をはじめる。





12月 26日 木曜日


●とりあえず『エルドラドゲード 第一巻』クリアー。
 ところどころ金をかけないようにしつつできるだけ良質な作品を作ろうとしたという痕跡がよくうかがえる一品。まあ、それなりによくできてる。手堅く作ってあるようでいて、戦闘システムなんかはけっこう見るべき点もあったり。
 だけれどもこれを新品で¥2800で買うことはないだろうなあ。少なくとも自分は。でも、ほんとに頑張って開発費をおさえたんだろうなあ、という感じがする。

●ちなみにドリームキャストで『エルドラドゲード』やりつつ、セガサターンでは『ザ・コンビニ』が動いています。もう何日目だろうか……




12月 25日 水曜日

いろいろ購入。
●ひさびさにサターンゲーなど一気買い。(以下、全て中古価格)

 『落ちゲーデザイナー・作ってポン!』(SS) ¥100
 『AQUA ZONE』(SS) ¥100
 『ザ・コンビニ2』(SS) ¥580
 『クォ・ヴァディス』(SS) ¥180
 『クォ・ヴァディス2』(SS) ¥180
 『太閤立志伝2』(SS) ¥380

それと、
 『エルドラドゲート 第一巻』(DC) ¥580
 『レブス(PS)』 ¥480

合計で¥2580かな?





12月 24日 火曜日


あ、実は『ザ・コンビニ』パワーメモリーにセーブしてたみたい。
………今までの数十時間はなんだったのだろう。むなしい…。ノーリセットでやることなんかなかった……。




12月 23日 月曜日


●ネットをうろうろとしていたら、うちのサイトが「Critique of gamesビデオゲームをめぐる問いの思索」という形でリンクされているのを発見。
 ほんとは「ビデオゲームをめぐる問いと思索」なんだけど、ビデオゲームに対する《問い》自体がどのような形で発せられるかというその形式自体を問題にするのも面白いかも。でも、まあ、それをメインにすえる気はないので当面は「の」ではなくて「と」で。




12月 22日 日曜日


●昔の作品第二段。
 『エースコンバット04』(PS2)が本当にすばらしかったので、この作品に至るまでのシリーズの歴史を見てみたいなあと思い、さかのぼって『エースコンバット02』(PS)購入(中古で¥900)。
 はじめてやったシリーズ作が『04』だった人間が、今さらになってやるとなるとほんとに「しょぼ!」って感じがするが、ミッション解説、無線、ミッション後のリプレイ等のシステムは初期はこんなだったのがどんどん磨かれていったんだなあ、なるほどなあ、と。
 シリーズをさかのぼってやっていくのって結構面白いかも。
(ほどなくシリーズ1作目と3作目も購入予定)




12月 21日 土曜日


●中古で買ったきりやっていなかった『ザ・コンビニ』(SS)をいまさらひっぱりだしてやってみる。発売された時期としてだいぶ古いので、スーパーファミコンかと思うぐらいのグラフィックだけれども一応サターン。
 4時間ぐらいやってみて、要は立地条件がよくないと、頑張ってもだめらしい、ということがわかる。ということで最初からリトライ。
 さらに数時間やってみる。立地条件によって来客層は違うということになっているらしいが、これはどうやら肉・魚・野菜類を置いて夕方の買い物にくるおばちゃんがたのハートをがっちり捕まえなければ売上を伸ばすのは辛そう。
 ということでまた明日あたりにリトライ。

●ちなみにこの『ザ・コンビニ』(SS)、セガサターンの本体メモリのほうにしかセーブができない。
 だけれども、いわずもがな、購入から5年半を経た我が家の白いサターンの本体メモリはとっくにいかれているため、電源を落として再起動すると、前に記録したデータは見事に消えてしまう。そのため、このような本体メモリへのセーブを強要するシュミレーションゲームは「一回のプレイでどこまでできるか」というおそろしいプレイになってしまう。
 あるいは電源を切らないで長期間プレイするというまた別の意味でのマゾプレイも可能。つまり、『ザ・コンビニ』をクリアーするまでの約数週間、電源(というか電気代)とサターンを『ザ・コンビニ』が占拠しつづける、というプレイ。
 ちなみにこれを書いている今、ノーリセットの『ザ・コンピニ』がサターンと電源を16時間ぐらい占拠しているところ。




12月 20日 金曜日


●友人宅で『パンツァードラグーンオルタ』をやらさせていただく。面白いし、いろいろとすごいと思うところはあるのだけれども、サターンの頃のほうが好きかも。




12月 18日 水曜日


●かなりひさびさに秋葉原へ。



なんかメッセサンオーの二階がやおいコーナーになっててビツクリ。

『OTOGI』(XBOX)を店頭でプレイ。人物のポリゴンが微妙にダサいけどこの浮遊感はけっこう好きかも。

『鉄騎』も店頭でやれないかと思ったけれど前の人が数十分たってもコントローラー(?)を離さないのであきらめる。






12月 15日 日曜日


●昨日丹沢でとってきた写真をPhotoshopでいじる。




12月 14日 土曜日


●丹沢、塔ノ岳登山。頂上付近はかなり雪がつもってました。そして遠くそびえる富士は真っ白けでした。
 一応初の冬山(?)登山。




12月 13日 金曜日


●「システムとしての<ゲーム>」という概念をいろいろとつめてみる。




12月 12日 木曜日


●最近「狭義の<ゲーム>」という表現を使うのをやめて、「システムとしての<ゲーム>」という表現を使うことにしているのだけれども、「システムとしての<ゲーム>」という対象のけっこう体系化した議論ができそうな気がしてきた。いや、まあ、あんまり論理的な根拠とかはきちんとはしていないのだけれども。

●ガダマーも「ゲーム遊び」という概念からいろいろと議論をさせている、ということを知る(『ガダマーの世界―解釈学の射程―』2001)。で、『真理と方法I』(叢書ウニベルシタス、1986)みたら、確かに145頁から書いてあるんだけど、まあ、なるほど、なかなかけっこう悪くないことが書いてあるけれど、うーん、どうだろ。「ゲーム遊び」と他の「芸術」とをどこまで同一のものとして語れるかっつーのはなあ……。




12月 10日 火曜日


●友人宅で『忍-Sinobi-』をやらさせていただく。




12月 9日 月曜日


●ギブソンのアフォーダンスなどをキーワードに、インターフェイスという面からビデオゲームの研究をされているという児玉さんとお話をする。
 いろいろ面白い話はあったのですが、
 「日本での<アフォーダンス>という概念の受容は佐々木(正人)さんを媒介にしてしまったところでちょっと日本独自の受容のされ方というのをされてしまっているので、佐々木さんのアフォーダンス本しか読んでいないのならば、ぜひギブソンの『生態学的視覚論』を読んでみてください」
 と、言われてしまいました。
 はい。読んでみます。できるだけ。

●今日、来たニュースメールの文字化けがちょっと素晴らしい。


 ケ日ケコーー現在、小田急江ノ島線でアー分、相模鉄道でウー分ほどの遅延が出ているほか、湘南台ュモニテ行きバスィ神奈川中央交通ゥ、ハメ各線などでも遅延が出ている。




12月 8日 日曜日


●ひさびさに『ICO』をひっぱり出してきて、ちょっとやってみる。
 しっかし、この作品はほんとにどうにもこうにも言葉にして語りがたい部分にあふれてるもんだなー、と思う。
 じゃあ語れないか、といわれればそんなことはないのかもしれないけれど、どのような形で書けば、書いてるほうとしても読んでいるほうとしてもなんとなーく納得させられてしまうようなものを書けるのかしらん。と。
 




12月 7日 土曜日


●福田和也『奇妙な廃墟』(2002 ちくま学芸文庫)をけっこう読み飛ばしつつ一応読了。
 二次大戦時におけるフランスのヴィシー政権に協力し、「コラボ作家」と蔑視される作家達について扱った大作で処女作。(22才〜29才までの7年間を費やして書かれたという)。
 導入部で語られる問題意識の圧倒的な魅力と比べると、本論はいささか魅力にかけるが、まあ、面白いには面白い。ただほとんど「文学として」という部分にアクセントを置いた議論にしかなっておらず、導入部で問われていた倫理/政治の問題という観点からは、結局普通に「虐殺されたユダヤ人たちへの責任」をみとめつつ、福田の言う「伝統的」文学観(反近代主義含む)を披露する、という構成で、どうにもこうにもガックシさせる。
 とは言っても、基本主題を抜きにして、福田の人物描写の手腕は充分に読んでいて楽しいし、福田がこういった構成しか示しえなかった、というのは一つの誠実な回答ではあるのだろう。

●それと、福田が好んで使う「ディレッタント」という言葉の意味が微妙にしっくりこなかったのだけれども「オタク」という意味で理解するとすごいしっくり。(特定の趣味と結び付けられた層を指す言葉としてではなく、一般的に「マニア」といういうようなタイプの意味で)




12月 6日 金曜日


●『タイタン A・E』をDVDで見る。
 これまたなんとも言えないアメリカ系のバカノリがあってたまらん。




12月 5日 木曜日


●公表されたDQ8の画像だけれども
http://www.zdnet.co.jp/gamespot/gsnews/0212/03/news10.html
(GAMESPOT内)

あきらかになんか変。
レベルファイブの『ダーククロニクル』のグラフィックはすごいよくできていたとは思うけれどこれはなー。ちょっとなー。




12月 4日 水曜日


 『ときめきメモリアルGirl's Side』を友人から借りてきてプレイ。いやぁ、なるほど。こんなんになるんだ。




12月 3日 火曜日

無駄にインテリくさいもの
 一時期、某作家の本を読みあさっていたら、その作家の影響で「ラジオ」の表記は常に「ラディオ」になり、「テレビ」は「テレヴィジョン」となってしまう、という時期があった。いかにも無駄なインテリ臭だけがするので、まわりから逆に馬鹿にされた。
 で、まあ、最近は「ビ」を「ヴィ」とかぜんぜん表記しなくなったし、「ヴィデオゲーム」とか書かれたら、自分でも笑ってしまう。いや、でも、ここはウケねらいで「ヴィデオゲーム」とか書いてみようかしらん。無駄に。




12月 2日 月曜日


来年から2年間の居所が仮決定。(地理的には全く同じ場所なんですが)




12月 1日 日曜日


 『ハリーポッターと賢者の石』をいまさらDVDで見る。お話はさておき、まあこういうものの映像化っつーのはけっこう面白いわな。