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2004年09月08日(はてなダイアリーバックアップ用ミラー)

『絶対絶命都市』をやりつつ

絶体絶命都市

開発者の側の発想として『逆転裁判』に近いものを感じました。ゲームの基本となるシステムは、昔からあるものを流用しながらも、プレイヤーが行為する文脈――言葉や映像などの部分を大胆にいじることで、従来のゲームからの脱却を華麗に果たしている、という点で『逆転裁判』的だなあ、と。

ドラスティックに「新しいゲーム」などというものを提示することが極めて困難になってしまった現在、この作品のような形で、システムとしては従来のものを用いつつプレイヤーの行為する環境事態に工夫を加えることで、プレイヤーの中で主観的に立ち現れる行為の感覚を変質させてしまうというのは、方法論としていま、一番クレバーなやり方なのかも。