Critique Of Games ―ビデオゲームをめぐる問いと思索―

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 「アフォーダンス」はアメリカの心理学者のギブソンが作った造語。「説明しなくても意味が与えられるもの」ということ。桝山寛が『テレビゲーム文化論』(2001)にて説明している。
 単に直感的に理解できるインターフェイスをデザインすること?といった感じの意味だという理解が一般になされているが、もうちょっときちんと説明をすると、人間がモノに向かって行為したときに、そこで返ってくるフィードバックを手がかりに、モノに対してどういう風に扱えば最適なのかというバランスを人間は調整していく。モノに対してなんらかのアクションをしかけることではじめて、人間はモノに対する関わり方を了解し、調整する。そういった形の環境世界と生物との相互関係の中での意味理解・調整の発動のありかたのことが「アフォーダンス」と呼ばれている。(というのが、私の理解。)
 日本で読めるわかりやすい入門書として『アフォーダンス―新しい認知の理論』(佐々木正人、1994)、『知性はどこに生まれるか』(佐々木正人、1996)などを私は読んだが、詳しい友人に言わせれば、日本でのアフォーダンス理論の受容は、あまりにも佐々木正人さんに集約されすぎて「佐々木アフォーダンス」といえるような節があるため、きちんとギブソンの『生態学的視覚論』を読むべし、とのこと。


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最終更新: 2007-02-17 (土) 20:45:58 (3779d)