日本語で簡単に読めるものとしては、クロフォード『The Art of Computer Game Design』(1982)、コスティキャン『ゲーム論』(1994)、田尻智『新ゲームデザイン』(1995)、ざるの会(1994-1997)などが挙げられる。 蛇足かもしれないが、「ゲームを考える」といったときに真っ先に「ゲームデザイン論」的なものしか考えない人がけっこういる。だが、ゲームデザイン論はゲームを考える上での一分野でしかない。プログラマーの問題意識、グラフィッカーの問題意識、広報担当の問題意識、批評の問題意識、ゲームを買う親の問題意識と、そういった問題意識の多様性を考慮せずに、「おまえの言ってることは下らない」とお叱りをいただくことがあるが、立場の違いの問題を、議論の水準の問題にされても困ってしまう。「あなたにとって役に立つこと」と、「私にとって役に立つこと」との差異というのは確実にあるのわけで。
クロフォードのゲームデザイン論 http://www2.airnet.ne.jp/ojima/acgd/Coverpagej.html コスティキャンのゲーム論 http://www01.u-page.so-net.ne.jp/da2/babahide/library/design_j.txt
最終更新: 2007-02-17 (土) 20:45:59