Critique Of Games ―ビデオゲームをめぐる問いと思索―

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 中嶋謙互がCEDEC2002にて、提唱した言葉。
 中嶋によれば、オンラインゲームにおいて必要とされる能力は、ゲームデザインというよりはコミュニケーションのデザイン能力と呼んだほうがよい。そのため、ゲームデザイナーという概念は廃止し、コミュニケーション・デザイナーという専門職を新設してはどうか、といった議論を行っている。
 コミュニケーション・デザイナーの行うべき仕事は、「ゲーム内でのコミュニケーション方法をデザインする」「コミュニティと会話をしつつルールを作る」といったことであるという。

 ゲームの製作論において、こうした議論に近い他にもいくつか挙げることができる。特に、オンラインゲームにおいてはゲームのコミュニケーションや、ゲームのコミュニティをどう作り上げるか、といったことはよく言われてきたが、ここまで明確な言葉を使うことを提案した中嶋の発想はその中でも特徴的である。

オンラインゲーム以外でのコミュニケーション・デザイン

 また、「ユーザーのコミュニケーション経験が重要」という発想そのものは、実はオンラインゲーム以外のゲームにおいてもよく見られる。例えば、安川[1993]や、ヘンリー・ジェンキンス、ゲイリー・アラン・ファインなど。
 こうしたオンラインゲーム以外のコミュニケーションの重要性を指摘する議論と、中嶋の意図するような議論との関係性をそのうち整理しておきたい。
 

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最終更新: 2007-06-15 (金) 16:36:33 (4203d)