Critique Of Games ―ビデオゲームをめぐる問いと思索―

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ジャンルの成立と変遷

 「ギャルゲー」「エロゲー」「美少女ゲーム」「アダルトゲーム」「恋愛シミュレーション」……似たような言葉であるが、それぞれ、微妙に意味が異なっている。四つの言葉の意味のバランスがいつ、どのように変わったかについてすべて詳細に記していくと、大変長くなるので、省略する。
 「ギャルゲー」という言葉について中心的に見ていくと、この表現が登場するのは、おそらく80年末ごろぐらいから使われ始めたのが初期の使用だと思われる。使用法は、90年代中盤の大ヒットゲーム『ときめきメモリアル』以前/以後でかなり変化が見られ、90年代前半には、「女の子がウリになっているゲーム」や「女の子のキャラクターが出てくることを楽しみながらプレイできるゲーム」というようなきわめて広い意味で使われる。あるいはそこにエロティックな表現が含まれるかどうか、ということで、「エロゲー」との差異において「ギャルゲー」という名称が用いられることが多かった。それが、『ときめきメモリアル』のヒット以降は、「女の子と恋愛することを主眼にすえたゲーム」という「恋愛」行為がゲームの中に入り込んでいるかどうか、という要素によって「ギャルゲー」が語られることが増えてくる。
 このことによって、90年代前半/後半で「ギャルゲー」だったものがそうでなくなってしまったゲームを挙げると、例えば『ワルキューレの伝説』『マドゥーラの翼』等といった、単に女の子が主役(プレイヤーキャラクター)であるゲームが「ギャルゲー」という扱いを受けなくなってきた。


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最終更新: 2007-02-19 (月) 03:55:55 (3723d)